R&Bの衝撃と「着うた」文化:2000年代の新しい波

本格派R&Bと歌姫たちの時代

1990年代末から2000年代の幕開けにかけて、日本の音楽シーンに最も大きな衝撃を与えたのは本格的なR&Bの到来でした。宇多田ヒカルのデビュー曲「Automatic」は、圧倒的なグルーヴ感と歌唱力で瞬く間に日本中を席巻し、デビューアルバム『First Love』は日本音楽史に残る記録的なセールスを樹立しました。

MISIAや平井堅といった実力派ボーカリストたちも次々とブレイクし、J-POPの基準が「歌いやすさ」から「高い歌唱力とリズム感」へとシフトしていく、大きな転換点となりました。

「着うた」が変えた音楽の聴き方

2000年代の中盤、携帯電話(ガラケー)の普及とともに爆発的に流行したのが「着うた」「着うたフル」です。これにより、音楽はCD屋へ買いに行くものから、携帯電話から直接ダウンロードして楽しむものへと変化しました。

このプラットフォームでは、「サビのキャッチーさ」や「共感できる歌詞」が特に重視されました。西野カナや加藤ミリヤに代表される、等身大の恋愛模様を描いた楽曲が着うたランキングのトップを占め、女子高生を中心とした新しいヒットの法則が誕生しました。

インターネット発・ニコニコ動画の台頭

2000年代後半になると、音楽の震源地はテレビからインターネットへと広がり始めます。「ニコニコ動画」の登場により、初音ミクをはじめとするVOCALOID(ボーカロイド)楽曲や「歌ってみた」などの二次創作文化が隆盛を極めました。

プロのミュージシャンではなく、顔出しをしない一般のクリエイターがネット上で熱狂的なファンを獲得し、メジャーデビューを果たすという、現代の「ネット発アーティスト(YOASOBI、米津玄師など)」へと続く重要な土壌がこの時代に作られたのです。

あの頃の「着メロ」「着うた」を最新の音質で

ガラケーのスピーカーで聴いていたお気に入りの曲も、現代のApple MusicやAmazon Music Unlimitedならマスター音源相当の高音質で楽しむことができます。

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